NHI(NH研究所)とは
5G時代が到来しました。同時に通信インフラも大きな変化を迎えています。クラウド技術が進化し、ハードウェアやソフトウェアがオープンになり、新規参入も相次いでいます。ニュートラル・ホスト(NH)というコンセプトはその流れの中から産まれてきました。私たちはNHがもたらす新しい事業モデルを皆さんと一緒に開拓していきたいと思っています。
5G時代が到来しました。同時に通信インフラも大きな変化を迎えています。クラウド技術が進化し、ハードウェアやソフトウェアがオープンになり、新規参入も相次いでいます。ニュートラル・ホスト(NH)というコンセプトはその流れの中から産まれてきました。私たちはNHがもたらす新しい事業モデルを皆さんと一緒に開拓していきたいと思っています。
従来、通信業界では、通信事業者が各社ごとにインフラ構築を行うことが通例でした。ここに来て、通信事業者以外の企業がインフラの一部(例えば通信用鉄塔、アンテナ、基地局など)を代行して構築し、それを複数の通信事業者に提供するビジネスモデルが普及してきました。これにより、1社当たりのインフラ構築コストを低減でき、かつ通信インフラを早く構築できるメリットがあります。このような事業をニュートラル・ホストを呼びます。
この様な考え方は通信以外の業界にも適用できます。サービスのために必要となるインフラの一部を共通化し、それを複数のサービス事業者に提供するビジネスです。代表的な例がデータセンターです。この分野も益々発展すると見込まれています。
5Gでは従来よりも桁違いに高い周波数(ミリ波)が使われます。今後6G以降においてもより高い周波数の活用が進みます。周波数が高くなると電波伝搬が短距離になりますから、基地局アンテナを従来よりも密に設置する必要があり、通信事業者の負担が大きくなります。NH事業者はアンテナ場所の確保や基地局の設置、光回線の敷設を先んじて行うことで通信事業者の負担軽減と迅速なネットワーク展開に貢献します。特定の通信事業者に依存せず、インフラの共通化を行うNH事業の構築をNH研究所(NHI)は支援します。
5Gを活用するビジネスの拡大が期待されていますが、まだまだやってみなければわからないことが多く、着手に手間取っている企業や業界が多いと見受けられます。プラットフォーム領域を狙うのか、個別のサービスを狙うのかなどに応じて、PoCを行いながら事業性を見極めていく必要があります。この段階では、特定の通信事業者やSIerに依存せずに検証作業を行うことが望ましく、NH研究所(NHI)は中立な第三者の立場で顧客企業のPoCをサポート・実施します。
2021/11/10 海外レポート
ディーン・バブリー氏による、ヨーロッパとイギリスのニュートラルホストに関するレポート動画です。
「a presentation on European & UK neutral host」reported by Dean Bubley
NH研究所(NHI)は、近年まで米クアルコムの日本法人代表を務め、無線通信業界をリードしてきた山田純と、iモードの黎明期からモバイルサービスを率先して来た大森洋三の2人を発起人として令和2年11月に設立しました。NH研究所(NHI)の専任スタッフに加えて、各分野で専門知識を有するフェローや研究員が知見を持ち寄って、顧客企業のニーズに応えます。